日々の記録

育児日記

ほむほむ先生の小児アレルギー教室

うちの息子はアレルギー持ちで、食物アレルギーがないのが幸いだか、スギ・ヒノキはもちろん、ダニやハウスダスト、ブタクサ、犬猫にもアレルギーがある。スギとダニは舌下免疫療法をしていてもうすぐ1年目。

 

積読してあったほむほむ先生の小児アレルギー教室読んだ。割と衝撃的な内容だ。。これまで、肌荒れからの経皮感作でアレルギーのリスクが高くなるから肌ケアは大事、くらいのざっくりした理解で過ごしてきたのだけど

 

この本によると大人になってからも経皮感作でアレルギーになりうるし、恐ろしいのは家で卵料理するとホコリの中に卵要素が多く含まれて、乳児湿疹のあるような赤ちゃんが経皮感作で卵アレルギーになりうるということだ。

 

悩ましいのは口から摂取していればアレルギーを起こしにくいので、離乳食期では早めに食物アレルギーになりやすいような食べ物はじめるとよい…ということ。

 

これ、乳児湿疹ひどかったうちの息子が離乳食期だったら悩んでノイローゼなっていたかもなあ。早期に卵食べさせないといけない、でも料理すると卵ハウスダストで経皮感作でアレルギーになるかも、、みたいな。

 

幸い息子は食物アレルギーはなかったのだが。ハウスダストやダニアレルギーは家が汚かったからだろうか…ってやはり思ってしまうよね。

 

息子が乳児湿疹ひどかった頃精神的にも追い詰められていたから、常識が更新されていくのはいいことだ。

 

息子が生まれた2015年当時、新生児の保湿については産院の冊子や育児書にもフワッとしか書いてなかったの。助産師さんにも質問したけどまあ気になるようなお風呂上がりにクリーム塗れば…みたいな感じだった。

 

その1、2年後ニュースで、新生児期から保湿しているとアトピー性皮膚炎のリスクを下げるというのを見て、もっと早く知りたかったって思ってたな。その頃にはもう息子はアトピー性皮膚炎で皮膚科通いだったから。

 

息子が半年くらいのころはじめに行った皮膚科がおかしくて、「保湿するな」「ワセリンも塗るな」「処方した薬だけ塗ってろ」っていうところだったの。保湿は大事とパンフレットで読んだから先生に質問すると、肌荒れしてるところに保湿するのは火に油を注ぐようなものだ!とか怒られて、初めての子で産後半年とかなんてただでさえ精神不安定だからどうしたらいいかわからなかった。

 

たまたま別件で電話かけてきてくれた保健師さんに相談すると、アレルギー相談に回してくれて、保湿するなというのは今の治療のガイドラインからは外れた考え、と言ってくれ、病院を変えたら事なきを得たんだけど。

 

その頃は、乳児湿疹で検索すると「ステロイドは悪!」みたいなページも出てきたし、絶対ステロイドは塗らせない派みたいなお母さんもたまに見かけた。こういう、アレルギーについて正しい知識がまとまった本が息子が生まれた頃にあったならなあ。

 

うちの息子の場合は夫が小さい頃アトピー性皮膚炎で苦しんだって話を聞いてたから遺伝なのかなと単純に考えてたけど、この本を読むと、虫歯ほどではないけど、アレルギー予防における親の環境整備の責任ってかなり重たい。

 

スキンケアや離乳食のタイミング、ホコリやダニ除去とか。ほむほむ先生は「親のせい、親の責任」みたいなことを一言も書いていないんだが、「遺伝もあるが環境も大事」と書いてあるから。過度に自分を責めてはいけないが、そういうことなんだろう。